「ムレスナ・ティーは唯一無二」
前にも(vol.3 「紅茶の適正価格とは?」)お話ししたけれど、セイロンティーには僕が取り扱っているムレスナ・ティーより安いお茶はあります。でもそれって、「本物のセイロンティー」ですか? 安価なセイロンティーは、なぜ安いのか。考えてみてください、理由があるんです。それはものすごく大量に、ただスリランカで収穫されただけの茶葉です。味はいまいち。そこに、ある程度の香りを付ければ「別に悪くない、これでいいよね」と言う人もいるわけです。しかし、僕たちはそんなレベルのものは扱わないし、妥協することはできません。
でも、そういうお茶を使っているブランドもあって、実はムレスナ・ティーでノウハウを学んで独立した人がやっているA社もその一つ。彼らは僕に内緒で他社から安い茶葉を仕入れて、ムレスナ・ティーにブレンドして安く販売したので、取引を中止しました。BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)なら、リーフが細かいから分からないって思ったんだろうね。でも愛用者から「味が変わったのか、美味しく淹れられない」と問い合わせが来て判明したんです。だから、「ムレスナ・ティーに似た安い紅茶」は、ムレスナ・ティーと全く関係がありませんのでご注意を。
「これが安いセイロンティーのからくり」
実は紅茶に関する規定では、セイロンティーが30%以上入っていれば、「セイロン・ブレンド」「セイロン・ミックス」と名乗れます。こう書かれたら「セイロンティーのブレンドでスリランカ産だから、ムレスナ・ティーと一緒で美味しいはず」と思う人がいるかもしれませんよね? 合法だけれど、でもこれは僕が思うハイクオリティな本物のセイロンティーじゃありません。だから、本物のセイロンティーを選ぶようにしてください。
今まではこういうことはわかりづらかったけれど、ネットからも情報を得ることができて、今の消費者の皆さんは賢くなっています。だから嘘やズルいことはすぐバレちゃう。これからは本物だけが残る時代だと僕は感じています。でも高いから良いってわけでもないですから、皆さんも賢い消費者になってくださいね。そして僕たちは、そうした消費者の皆さんに「これは本当にきちんと作られた、真っ当な紅茶だ」と思ってもらえるものを提供していきます。
そういえば、真っ当な商品を選んでいるYAMADA STOREさんが西宮店をオープンされて、ムレスナ・ティーを選んでくださいました。山田社長と色々お話しして面白かったです。うちの紅茶はもちろん、消費者にとって良いものを厳選されているので、ぜひ行ってみてください。