Life is Tea

デイヴィッドが語る紅茶にまつわるエピソードや、ちょっと気になる裏話などを毎月紹介。
彼だからこそ知る紅茶の世界の物語を、一杯のムレスナティーとともに味わってください。

MLESNA TEA JAPAN代表取締役社長

デイヴィッド.K

アートにまつわる仕事などを経て、ムレスナ・ティーに出会う。アンスレム・B・ペレラ氏の信頼も厚く、日本総代理店として国内に流通する全てのムレスナ・ティーを統括。名ブレンダーとしても知られ、今までに作ったブレンドはすでに300以上に及ぶ。今もムレスナ・ティー・ハウス 総本店に立ち、現場での仕事を大切にしている。

Life is Tea

vol.1 40年で変わった紅茶のリアルとこれから

vol.1 40年で変わった紅茶のリアルとこれから

「紅茶の世界の常識は、僕にとっては非常識」 僕が紅茶の世界に足を踏み入れた時は、世の中では英国式紅茶の淹れ方や、ブラックティーが基本。それが僕には不思議だったんです。確かに「マナー」って大事だけれど、紅茶は日常に気軽に味わいたい。でも格式や作法に縛られていたら、リラックスして楽しめないですよね?だから、僕は淹れ方をレクチャーしない。本当に新鮮でクオリティが高い茶葉なら、誰が淹れても美味しいんです。 例えば、ムレスナティーなら「100度の沸騰したお湯を入れて、3分蒸らして・・・」なんて、別に必ず守らなくても大丈夫。100度の沸騰したお湯は必要だけれどね。でも好みの時間で抽出して、濃く出してミルクティーにしてもいいし、サッと淹れて軽めに味わうのも良い。 それは皆さんの好みだし、その「自分の好みを知る」ということは、自分を知るということでもあります。自分の軸を知れば、おのずと美味しい紅茶を淹れることができます。そしてそれは十人十色。しかも、100度の沸騰したお湯だって、必ずしも必要じゃない。 今では当たり前になりつつあるけれど、「水出し」という抽出方法も、僕は20年以上前から提案していて、最初は「本当に大丈夫なの?」なんて言われました。 でも実際試してみてください。本当に美味しいから! でも、それはムレスナティーのように本当に新鮮な茶葉でしか、深みのある味は出ませんけれどね。   「スペシャルな茶葉だからこそ、フレーバーティーが美味しい」 僕がムレスナティーを日本に紹介し始めたころ、「紅茶といえばブラックティー、フレーバーティーなんて格下」として語られていたんです。 それも僕からしたら非常識な話。そういう人は、本当に美味しいフレーバーティーを知らないんだなって思っていました。確かに、かつてフレーバーティーのベースになる茶葉は、クオリティが低いからフレーバーをつけて味を誤魔化していたものもありました。だから価値が下がったというのも現実。でも、ムレスナティーのものは別格と言っていい。 ベースとなる茶葉はアンスレム・ペレラが紅茶大国・スリランカで手を尽くして買い付ける、フレーバーティーに最適な茶葉。そして一定の風味を守るため、ブレンドして作るスペシャルなものなんです。この手法は、日本茶の煎茶を作るのと同じですね。こんなハイクオリティの茶葉で、フレーバーティーを作っているブランドは滅多にありません。

vol.1 40年で変わった紅茶のリアルとこれから

「紅茶の世界の常識は、僕にとっては非常識」 僕が紅茶の世界に足を踏み入れた時は、世の中では英国式紅茶の淹れ方や、ブラックティーが基本。それが僕には不思議だったんです。確かに「マナー」って大事だけれど、紅茶は日常に気軽に味わいたい。でも格式や作法に縛られていたら、リラックスして楽しめないですよね?だから、僕は淹れ方をレクチャーしない。本当に新鮮でクオリティが高い茶葉なら、誰が淹れても美味しいんです。 例えば、ムレスナティーなら「100度の沸騰したお湯を入れて、3分蒸らして・・・」なんて、別に必ず守らなくても大丈夫。100度の沸騰したお湯は必要だけれどね。でも好みの時間で抽出して、濃く出してミルクティーにしてもいいし、サッと淹れて軽めに味わうのも良い。 それは皆さんの好みだし、その「自分の好みを知る」ということは、自分を知るということでもあります。自分の軸を知れば、おのずと美味しい紅茶を淹れることができます。そしてそれは十人十色。しかも、100度の沸騰したお湯だって、必ずしも必要じゃない。 今では当たり前になりつつあるけれど、「水出し」という抽出方法も、僕は20年以上前から提案していて、最初は「本当に大丈夫なの?」なんて言われました。 でも実際試してみてください。本当に美味しいから! でも、それはムレスナティーのように本当に新鮮な茶葉でしか、深みのある味は出ませんけれどね。   「スペシャルな茶葉だからこそ、フレーバーティーが美味しい」 僕がムレスナティーを日本に紹介し始めたころ、「紅茶といえばブラックティー、フレーバーティーなんて格下」として語られていたんです。 それも僕からしたら非常識な話。そういう人は、本当に美味しいフレーバーティーを知らないんだなって思っていました。確かに、かつてフレーバーティーのベースになる茶葉は、クオリティが低いからフレーバーをつけて味を誤魔化していたものもありました。だから価値が下がったというのも現実。でも、ムレスナティーのものは別格と言っていい。 ベースとなる茶葉はアンスレム・ペレラが紅茶大国・スリランカで手を尽くして買い付ける、フレーバーティーに最適な茶葉。そして一定の風味を守るため、ブレンドして作るスペシャルなものなんです。この手法は、日本茶の煎茶を作るのと同じですね。こんなハイクオリティの茶葉で、フレーバーティーを作っているブランドは滅多にありません。